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[JDN]ジャパンデザインネット/産廃サミット・レポート [自然・エコロジー]

デザインクリエイティブの情報サイト[JDN]ジャパンデザインネットで、先日の産廃サミットの様子がレポートされています。

『産廃サミット』jdn1.jpg
“廃棄”を新しい価値の“生産”へ
http://www.japandesign.ne.jp/report/120822_sanpai.html

レポーターは、今回の産廃サミットの参加者でもあるイトウジュン氏。

・多種多様な優れた廃棄物を材料に新しい価値を発想する
・マテリアルの特性を生かした作品展示
・イベントとしてではなくビジネスとしての今後の課題

という見出しのように、単にイベントレポートではなく、事前見学やマテリアルの選定から出展の構想に至る経緯まで参加者としての視点と、「産業廃棄物であるマテリアルから作品やプロダクトに転生させる価値」、「持続性のある経済活動に成立させることができるか?」などイベントとしての客観的な視点でレポートしています。

なかでも、jdn2.jpg「出展作品のうち、プロダクトとしての完成度が高いのは布モノだ。」「一方、成型された樹脂の部品は一つ一つが面白い形状をしているのだが、これを転用してプロダクトを生み出すのはなかなか難易度が高いように感じられた。」との視点は、まったく同意で、自分もマテリアルを見学した際に、「これイイ!」「面白い!」と感じたのは実は樹脂の部品の廃材で、ひとつひとつの部品がイキイキとして見えたのですが、「さてこれをどうしよう?」と思うとオブジェ的な一品制作のようになってしまう。
そこで、マテリアルとしての素材のポテンシャルと、まとまった数を作った時の安定度を考えて生まれたのが、今回の[FB CASE]iPad caseだったからです。
その[FB CASE]iPad caseも、今回のレポートでは事例として紹介していただいてます。



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『FB CASE』iPad case 実店舗取扱い開始 [自然・エコロジー]

産廃サミット出展に向けて開発しました『FB CASE』iPad caseですが、展示期間中の評判も良く、おかげ様でその後もナカダイさんで継続販売していだくことになりましたが、ここに来て実店舗での取扱いも始まりました。
FB_CASE_allcolor_ks.jpg
■3331 CUBE shop&gallery
先の『大友克洋GENGA展』の会場にもなりました『3331 Arts Chiyoda』内にあります、『3331 CUBE shop&gallery』のショップにて産廃サミットでの3色を扱っていただくことになりました。
第2回産廃サミットの会場にに来られなかった方々、都内の方、お近くにお寄りの方はぜひ手に取ってご覧下さい。
safe_image.php.jpeg
『3331Arts Chiyoda』
http://www.3331.jp/about/
『3331 CUBE shop&gallery』
http://cube.3331.jp/about/



■Wandervogel(ワンダーフォーゲル)
前橋市の広瀬川のほとりにある素敵な雑貨店IMG_0023kai_ss.jpg『Wandervogel(ワンダーフォーゲル)』さんにて、従来の3色(レッド、イエロー、ライトブルー)に加え、新色のブルーも加わり全4色取扱っていただくことになりました。店内には、沢山の種類のスイス製のリサイクルバッグ『FREITAG(フライターグ)』もあり、今回の産廃サミットへの取組みにも理解いただき、取扱いにつながりました。
県内近郊の方、お近くにお寄りの方はぜひ手に取ってご覧下さい。

wandervogel1s.jpg
『Wandervogel(ワンダーフォーゲル)』
http://www.e-intime.jp/wandervogel/



また、今週末3日間(8/17〜19)秋葉原から御徒町の間の『2k540』のイベントスペースで、桐生製品の展示販売イベントがあり、『FB CASE』iPad caseも展示・販売しています。

【KIRYU~桐生からの空っ風 in 2k540】
http://www.jrtk.jp/2k540/info/archives/4053

FBcase_wandervogel.jpg
現在、他店舗でも取扱いの話はいただいております。
そして、“マテリアル”として残りの1色となるホワイトについては、汚れに対してとっておきの「対策」を準備中です。
結果が出次第、追って報告したいと思います。





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産廃サミット出展/ありがとうございました [自然・エコロジー]

sanpai_kaijo.jpg去る7月14日(土)から16日の3日間、
モノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて『第2回 産廃サミット』が開催され、無事終了しました。
ナカダイのスタッフのみなさん、出展者の皆様お疲れ様でした。





sanpai_floweregg.jpgモノ:ファクトリーのマテリアルライブラリーから選んだマテリアル「実験器具として使用される在庫処分品の試験管」を使用して再生した“プロダクト”の『Flower Egg』、またマテリアル「ベビーカーやチャイルドシートに使用されるモノ」を使用して再生した“プロダクト”の『FB CASE』iPadケース、共に会場での評判も良く、多くの人に手にしていただき、また会場で購入していただきました。


sanpai_fbcase.jpg会場での評判から、今後も継続して販売できる商品となりましたこと、合わせて御礼申し上げます。

皆さんとの出会いも勿論ですが、“マテリアル”から“プロダクト”への生産過程、そして展示期間中ダイレクトにお客様の評価を身近に得られる機会があり、今回とても沢山の収穫がありました。


本当にありがとうございました。




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産廃サミット出展/地産地消のデザイン その2 [自然・エコロジー]

いよいよ本日、7月14日(土)から3日間、モノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて『第2回 産廃サミット』が開催されます。
120617combi_color_choice.jpg

前回のブログに続いて、出展する“プロダクト”を紹介したいと思います。

モノ:ファクトリーのマテリアルライブラリーから選んだマテリアル、「ベビーカーやチャイルドシートに使用されるモノ」を使用して再生した“プロダクト”の『FB CASE』iPadケース。
120517combi_material.jpg

5月中旬に初めてモノ:ファクトリーに行った際に、大量にロールの状態でストックされた面白い布地が凄く気になって、その素材が何に使われていたものかを尋ねて納得しました。

ベビー用品メーカーのチャイルドシートで使われていたもので、
・赤ちゃんの肌に直接触れる部分のものでクッション性があり、肌当りが良い。
・汗や汚れがついても吸湿、発散性があるようにメッシュ構造で、洗え、色落ちがない。
・安全のために、布地に切り込みを入れてもほつれず、糸のほつれが広がらない。
・チャイルドシートのモデルチェンジによる素材廃棄品で、カラーもカラフルな色が5、6色ストックがある。combi_EGH_s.jpg

など、聞けば聞く程、持ち歩くものに使うには良い素材であることを知りました。


「バッグ・イン・バッグなど様々なケースに使えるかな?」と直感的に感じたものの、メッシュ構造で、しかもスプリング機能を持ち、厚さが極端に変わる複雑な織地なので、縫製が上手くできる保証もない。

こんな時に頼りになるのが、全国でも有数の繊維産業の地域、県内の桐生市で現在進めている「nunotech/布テク」の人的ネットワークで、少量をカットしてサンプル購入したもので加工可能な業者があるか調べて貰いました。120617combi_1st_try.jpg
すると直ぐに加工が可能な業者が見つかり、まずはiPadを収納できるサイズで試作をしていただくことになりました。

桐生は、桐生織と呼ばれる着物や帯などの和装から、洋装ではアパレルブランドブームの頃に、有名なブランドのほとんどの加工をしていた地域で、今回のような特殊の織地でも対応が可能な業者が幾つもあります。

最初の試作で、やはり、この生地の持つ立体感や機能感そのものが、デザインの良さに通じると思い、このカラーと立体感のある織りの凹凸から来るストライプを活かしたシンプルなデザインでまとめることにその場で決定しました。578681_444994305533077_1164981469_n.jpg

デザイン的には、有名なアルミナムチェアの背のように、二次元方向の曲げだけの印象にするために、両サイドの端面の存在感を極力おさえる縫製方法として、開閉部もファスナーやベルクロを使用しない、この布地の弾力を活かした開閉方法としました。309474_444994395533068_1330244824_n.jpg

完成品が上がって来て、色の発色も良くカラフルで、ケースそのものは軽く、実際にiPadを入れてみると開閉も収納も楽で、持ち歩いてもとても肌当りが良いケースとなりました。


529147_444994458866395_1901025481_n.jpg

また、コンパクトに丸められて、シワにもならないので、ケース本体の収納性も良いことから、この収納性の良さをアピールできる透明の筒状の専用パッケージも準備しました。


IMG_4082ss.jpg






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この『FB CASE』iPadケースの完成品、
ぜひ会場にてご確認ください!




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産廃サミット出展/地産地消のデザイン その1 [自然・エコロジー]

いよいよ明日、7月14日(土)から、モノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて『第2回 産廃サミット』が開催されます。

前回のブログで、産廃サミットについてはご紹介しましたが、今回は出展する“プロダクト”を紹介したいと思います。

まずは、モノ:ファクトリーのマテリアルライブラリーから選んだマテリアル、「実験器具として使用される在庫処分品の試験管」を使用して再生した“プロダクト”の『Flower Egg』から。

shikenkan_sss.jpg試験管を見た瞬間に、直感的に「一輪挿し?」と浮かんだのは、正直な話、試験管を用いた一輪挿しが既に世の中に沢山出回っているからではあります。ですが、何をスタンドにするかが、今回の産廃サミットのテーマ“廃棄物を言い訳にしないデザイン”を左右するところです。

向かったのは、伊香保温泉のふもとの『卯三郎こけし』さん。
癒しのこけしで人気のこけし工房です。

usaburou_haiki.jpgそこでも、やはり木を削って、こけしの木地をつくる際に、割れ目ができたり、木目や節が強くてこけしの絵付けに不向きな材があことを、聞いていたのです。そこで今回は、産廃のマテリアルと、工芸品の木地を使って、一輪挿しとすることにしました。木目がきつくてこけしとしては不向きでも、天然木の風合いをいかせるものに用いれば、再生も可能なはずです。


usaburou_iyashi.jpgそしてその中で木地のカタチとして選んだのは、癒しのこけしで最もシンプルなカタチの卵形の木地。
「新たな価値を生み出す卵から咲く、花一輪」
をイメージした一輪挿しです。
もちろん、草花は卵から生まれるものではなく、種から生えるものですが、“廃棄”されたものから“再生”される象徴として、より“誕生”をイメージしやすい卵の形を選びました。

usaburou_kakou.jpg展示販売品の木種は、癒しの可愛いこけしに用いる薄い木目の白色の「水木」、和風の古典的な絵柄で用いる「けやき」、ナチュラルな木目の「メープル」の3種を用意しました。


今回、特別にその卵形のこけし木地に、試験管のサイズの穴をあけてもらいました。



また、産廃サミットの展示には、この一輪挿しの展示台として、マテリアル登録されていた「伊達正宗ゆかりの瑞巌寺の杉の輪切り」※を使用し、パッケージに使う梱包の緩衝材として「LANケーブルを製作する過程でうまれるバリ」を使用します。
FlowerEgg_all.jpg
その『Flower Egg』の完成品は、ぜひ会場にてご確認ください!


※このマテリアルは、宮城県松島町にある伊達正宗ゆかりの瑞巌寺の杉で、
東日本大震災後の地盤沈下の影響で枯れつつある為、廃棄されたモノです。


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第2回産廃サミットに出展します [自然・エコロジー]

今月、7月14日(土)15日(日)16日(月)に、summit2011.jpg
モノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)で
開催される『第2回 産廃サミット』に参加、出展します。
(写真は前回の様子)

『産廃サミット』とは、
これまでの“廃棄”を新しい価値の“生産”へと変換する新しい産業を創りだすイベントです。 ナカダイのマテリアルを使った、プロ、アマ、学生などの垣根を越えた、プロダクト、 アートなどの様々な作品が一同に集まります。 テーマは“廃棄物を言い訳にしないデザイン”。 たくさんのクリエイターが、モノ:ファクトリーを訪れ、工場見学をして、感じたことを表現します。 その時、その場所、その時代でしか見られない素材や作品に出合えるチャンスです。 是非、足を運んでください。(『第2回 産廃サミット』webより引用)

『モノ:ファクトリー』とは、
群馬県にあるナカダイの廃棄物処分場にゴミはありません。 使用を終えた製品、在庫からそのまま廃棄処分となったモノ、製造ラインから落ちた部材――そうした多種多様な優れた廃棄物を材料と捉え、「ソーシャル・マテリアル」として大量に保管しています。 "発想はモノから生まれる" 。この考え方に基づき、私たちナカダイは、「モノ:ファクトリー」をオープンしました。社会の中で生まれた材料「ソーシャル・マテリアル」を通じて、さまざまな学びと発見の体験ができる、これまでの「廃棄」を新しい価値の「生産」へと転換する21世紀型モノづくりの拠点、それが「モノ:ファクトリー」です。(『モノ:ファクトリーとは』webより引用)


第2回目を迎える今回、アーチスト、建築家、エンジニア、造園家など様々なクリエイター&デザイン系学生が参加するイベントに、プロダクトデザイナーとして参加します。

展示品は、アート、プロダクト、ワークショップなど様々ですが、プロダクトデザイナーとして参加するからにはやはり、モノ:ファクトリーの中のマテリアル・ライブラリーの中から、販売可能なプロダクトのカタチとして展示したいと思っています。

combi_color_s.jpg
今回、マテリアル・ライブラリーの中からチョイスしたものは、ベビー用品メーカーのチャイルドシート用の布地と、実験器具として使用される在庫処分品の試験管の2種。それぞれを、県内の地域産業と、伝統工芸品とを結びつけて、プロダクトの姿に変えて展示販売したいと思います。

shikenkan_sss.jpg
会場となるモノ:ファクトリーは、ナカダイさんの前橋支店の中にあり、まさに地元。
地元デザイナーとして、地域のマテリアルを県内の産業を結びつけてカタチにする、まるで地産地消の食材を用いて料理を出す料理人になった気分で、デザインを届けられたらと思っています。


第2回 産廃サミット
出展者情報
http://monofactory.nakadai.co.jp/events/vacation2012/summit/index.html

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『バリバリ伝説』から『頭文字D』、そして『ハチロク』&『BRZ』へ [インプレッサ・WRC・STI]

3月28日発売の「スバル BRZ」、4月6日発売の「トヨタ 86(ハチロク)」と、
これから、クルマ好きにはとても楽しみなクルマが相次いで発売されます。

この2車には、「若者の“クルマ離れ”を食い止める」とか、
私達の世代「30代から40代のクルマ好き世代の心をつかむ」などの願いが
込められているなどと言われています。
まさに、私自身そのユーザーターゲット層でありますが、
それ以上に個人的には、遠からずの縁があり、
この2台の発売には感慨深いものがあります。

話は、私自身の過去の話から・・・。
高校時代「3ない運動」でバイクの免許取得を禁止されていたにも関わらず、
当時流行っていたバイク漫画「バリバリ伝説」の影響もあって、
原付免許を取得して、休みの日には赤城山や榛名山の道路を走り回っていました。

baribari.jpg
生産デザインを学んでいた大学での学生時代も、
筑波サーキットが近くにあったこともあり、
2輪のロードレースのコースオフィシャルなどのアルバイト、
4輪では所属していたチームの手伝いや自身のN1レース参戦で、
多い時で年に100回以上はサーキットに足を運んでいたような
生活でした。
大学でも理系の学部の学生に混ざって自動車部に
所属していましたが、
その当時のラリー好き、峠好きの憧れのクルマがAE86、通称ハチロクでした。
サーキットでも、絶対的なタイムではシビックなどのFF車に敵わないものの、
コーナーでの豪快な、そして痛快な走りが楽しいクルマでした。

社会人としてのスタートは、富士重工業(スバル)のデザインセンターでした。
そこで最初の仕事が開発当初はまだ車名の決まっていないブランニューモデル
(後にインプレッサとなる)シリーズの外観デザインのチーム。
学生時代にサーキットで面識を持っていたテストドライバーの部署のレースチーム
にも所属するなど、入社後もモータースポーツを続けていたこともあり、
特にWRC戦略車である4WDターボモデルのWRXシリーズを中心に
デザインをすることとなりました。

つまり、
「バリバリ伝説」に憧れ(大学でのデザインの勉強は勿論ですが…)
筑波へ行ったことで、いつの間にかレース生活にどっぷりと浸かり、
自動車メーカーへ就職、そしてそのままモータースポーツのベース車の開発に
至ったということです。
クルマの位置付けとしてはWRC戦略車というラリーベース車の開発でしたが、
それまでのスバルは4WDを中心としてターマックよりグラベル(悪路)の
泥のイメージの強い企業でしたが、
サーキットや峠でも映える様なスポイラー類やオプションのステッカーにも力を入れ、
ストリートでの人気にも密かに期待していました。
その後、インプレッサの発売後に富士重工業を退職し、
自動車業界とは全く異なる業界でのデザイン業に就きましたが、その間、
インプレッサはWRCでの数々の栄光を手にして、
スバルは“走り”のイメージを手に入れ、
いつの間にかブルー系の色がスポーティーなクルマの代表的なカラーになるまでに
至りました。

新しい職場は、赤城山の麓にある森の中にガラス張りの工場と開発部門のオフィス、
研修施設を備えた郊外型施設で、
休みの日には同僚と赤城山や榛名山で早朝ドライブを楽しむ様な生活でした。
その頃、始まったのが、「バリバリ伝説」の作者しげの秀一さんの新作
「頭文字D/イニシャルD」。
initiald.jpg
作品の中では、秋名山となっていても明らかに地元の榛名山、
しかも日頃走っているドライブコースがバトルの舞台で、
ドラマシーンも榛名湖畔や渋川や地元前橋の街並やお店など、
馴染みの景色が随所に描かれた漫画です。
そして主人公の拓海がドライブするのが、私の学生時代に周りの皆が乗っていた
あのAE86、通称ハチロク。
それだけでも、充分親近感がありましたが、
その拓海の父親が所有して、時々拓海本人がドライブするのがインプレッサ。
ストーリーの途中で、そのインプレッサが現れた時には、
嬉しい等喜びの表現とも異なる、どこか不思議な感覚になりました。
この「頭文字D」という漫画が、製品のモデルサイクルを終え、
一度はクルマ好きからもその名が話題から消えかけていた「ハチロク」
という名称を呼び戻し、そして、
モータースポーツなどのシーンでの現役時代を知らない若い世代に、
通称であった型式名称である呼称を、
あたかも車両の名称のように知名度を高めた功績は、計り知れないと思っています。

そんなモデルサイクルを超え、
クルマ好きなら誰でも知る存在となったAE86とインプレッサをルーツに持つ、
新生「86(ハチロク)」と「BRZ」が、
今回、同じ製造ラインから生産され販売されます。
しかも当時、
AE86が販売系列毎に、「レビン」と「トレノ」で顔を変えて販売された様に、
今度はトヨタとスバルという企業を跨いで「86」と「BRZ」で私達の前に現れる。
こんな出来事を、ほんの数年前まで、誰が想像できたでしょう?

この2台のスポーツカーの登場を機に、次の世代へのクルマ好きの拡大と、
それに伴う市場が広がることを願ってやみません。

fujiwara.jpg



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建築・建材展/JAPAN SHOP2012 [建築・インテリア]

現在(3月6日から9日まで)、booth.jpg
東京ビッグサイトで建築・建材展2012(JAPAN SHOP2012併催)が開催されています。
開発やブランディングに関わっている企業の出展があり2月から毎週のように、ビッグサイトには通い続けていますが、今回は建築・建材の分野です。

もうすぐ1年を迎えますが、東日本大震災後、電力エネルギーへの関心も高まっています。
今回の展示会では、オーニングメーカーからシート型太陽電池をエネルギー源として活用する為のアイデアのプロトタイプを展示しています。

『オーニングが本来持つ日よけによる外断熱効果に加え、遮った光を捨てるのではなくシート型太陽電池によりエネルギー源として利用することで「省エネと創エネの両立」という新たな価値を提案。』
と、メーカー資料にあるように、日差しが当たっている時に広げるオーニング(オーニングは直訳すると「日よけ」という意味)ですから、そこに太陽エネルギーの発電機能を組込むことは理に敵っている訳です。

今回このプロトタイプのデザインで表現したのは、brickstyle.jpg

垂直使いの「窓面設置スクリーンタイプ」では、シート型電池の赤系の色をランダムに配置してレンガ的なグラフィック表現で具現化し、



stripestyle1.jpg
公園などに設置される「独立設置(自立電源)タイプ」では、シート型電池と従来のオーニング用生地のシルバー色をストライプで組合わせたハイテク感のイメージで具現化しました。




stripestyle2.jpg
プロトタイプ段階の展示ということで、発電量や量産への具現化などはまだまだ課題はありますが、最新の技術を既存の設備への展開のために、デザインで解決できる道を探り続けることが出来たらと思います。


■建築・建材展/JAPAN SHOP2012
http://www.shopbiz.jp/ac/

■関連ニュース
「タカノ、シート型太陽電池とオーニングで「省エネ」と「創エネ」を両立」
http://www.energy-saving-news.jp/news_wg9ed9MwP.html?right
「タカノ社が「建築・建材展2012」に、シート型太陽電池(三菱化学製)採用の「Solar-Power Awning & Screen」を参考出展」
http://newsofsolarcell.blog.shinobi.jp/Entry/4176/


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『オレンジページ』ORANGE PAGE [伝統・工芸]

3月2日(金)発売の雑誌『オレンジページ』最新号(3月17日号)にて
「心がなごむ手仕事の器探し ようこそ会津」をいうテーマの元、
会津漆器と会津本郷焼の各工房が紹介されています。
orangepage317_1.jpg




P.63の
「會's NEXT」の紹介では、銀座の高級和食店「源吉兆庵」
さんの懐石料理で使用して頂いた「和黒懐石揃え」の「涙椀」が
きれいな写真で紹介されています。
orangepage317_2.jpg





デザインの雑誌でも、伝統工芸の専門的な雑誌でもなく、
このようなコンビニの雑誌コーナーでも手に取れる身近な雑誌で、
伝統工芸の記事が、あたり前の様に載るようになってきたことは、
すごく素敵なことだと思います。





雑誌『オレンジページ』最新号(3月17日号)
http://www.orangepage.net/book/orp/new/120317_orp.html
雑誌表紙写真の下の『立ち読みする』のテープをクリックしていただきますと、
掲載ページ(10/12がP.62-63)となります。

銀座・源 吉兆庵/會's NEXT
http://teshima-design.blog.so-net.ne.jp/2010-09-30
http://teshima-design.blog.so-net.ne.jp/2010-11-21-1



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『デザイナーズFILE 2012』 [プロダクトデザイン]

2月23日発売の
『デザイナーズFILE 2012』
~プロダクト、インテリア、工業製品を創るデザイナーズガイドブック~
  [カラーズ有限会社 発行/株式会社ワークスコーポレーション 発売 ]
初版が手元に届きました。

プロダクトデザイナー年鑑!designersfile2012_1.jpg
『デザイナーズFILE 2012』
プロダクトおよびインテリアデザインの最先端を一望できる、
日本で唯一の年鑑的ガイドブック。
第一線で活躍している日本のプロダクトデザイナー101組の最新の仕事、
作品を掲載。
デザイン写真集として、仕事依頼先を探すため、就職先を探すためにも
活用できます。

2012年春現在、日本の最先端を走るデザイナー101組が手がけた製品や作品を、
豊富なカラー写真で紹介したガイドブックです。
主に日本において、家電、インテリア、日用品、工業製品を手掛ける第一線の
デザイナーによる世界基準において優れたデザインを一望できます。
フルカラーの美麗なグラフィックで、プロダクトの魅力を存分に味わえます。
 (株式会社ワークスコーポレーション書籍紹介サイトより引用)


6月で事務所開設5周年となります。designersfile2012_2.jpg
2008年版、2009年版の「プロダクトデザイン年鑑」、
2011年版「デザイナーズFILE 2011」に続き
全国の著名デザイナーの方々と共に、
このようなガイドブックに掲載させて
いただいたことは非常に光栄なことだと感じています。
また、事例の掲載許可をしていただいたクライアント企業、
それら製品を愛用して下さっているユーザー、
会津漆器プロジェクトの會's NEXTの方々、
そして全ての皆様に感謝します。

プロダクトデザインという括りでも、クルマ、家電、家具、雑貨、工芸、etc...と様々で、
掲載されているデザイナーの方も、デザインに対するアプローチや、スタンスも様々。
デザインを志す学生の方を始め、プロダクトデザインに携る全ての方にお勧めの一冊です。

Teshima Design Studio / テシマ デザイン スタジオ /手島彰はP.172-173見開き2ページに掲載されています。)

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