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産廃サミット出展/地産地消のデザイン その1 [自然・エコロジー]

いよいよ明日、7月14日(土)から、モノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて『第2回 産廃サミット』が開催されます。

前回のブログで、産廃サミットについてはご紹介しましたが、今回は出展する“プロダクト”を紹介したいと思います。

まずは、モノ:ファクトリーのマテリアルライブラリーから選んだマテリアル、「実験器具として使用される在庫処分品の試験管」を使用して再生した“プロダクト”の『Flower Egg』から。

shikenkan_sss.jpg試験管を見た瞬間に、直感的に「一輪挿し?」と浮かんだのは、正直な話、試験管を用いた一輪挿しが既に世の中に沢山出回っているからではあります。ですが、何をスタンドにするかが、今回の産廃サミットのテーマ“廃棄物を言い訳にしないデザイン”を左右するところです。

向かったのは、伊香保温泉のふもとの『卯三郎こけし』さん。
癒しのこけしで人気のこけし工房です。

usaburou_haiki.jpgそこでも、やはり木を削って、こけしの木地をつくる際に、割れ目ができたり、木目や節が強くてこけしの絵付けに不向きな材があことを、聞いていたのです。そこで今回は、産廃のマテリアルと、工芸品の木地を使って、一輪挿しとすることにしました。木目がきつくてこけしとしては不向きでも、天然木の風合いをいかせるものに用いれば、再生も可能なはずです。


usaburou_iyashi.jpgそしてその中で木地のカタチとして選んだのは、癒しのこけしで最もシンプルなカタチの卵形の木地。
「新たな価値を生み出す卵から咲く、花一輪」
をイメージした一輪挿しです。
もちろん、草花は卵から生まれるものではなく、種から生えるものですが、“廃棄”されたものから“再生”される象徴として、より“誕生”をイメージしやすい卵の形を選びました。

usaburou_kakou.jpg展示販売品の木種は、癒しの可愛いこけしに用いる薄い木目の白色の「水木」、和風の古典的な絵柄で用いる「けやき」、ナチュラルな木目の「メープル」の3種を用意しました。


今回、特別にその卵形のこけし木地に、試験管のサイズの穴をあけてもらいました。



また、産廃サミットの展示には、この一輪挿しの展示台として、マテリアル登録されていた「伊達正宗ゆかりの瑞巌寺の杉の輪切り」※を使用し、パッケージに使う梱包の緩衝材として「LANケーブルを製作する過程でうまれるバリ」を使用します。
FlowerEgg_all.jpg
その『Flower Egg』の完成品は、ぜひ会場にてご確認ください!


※このマテリアルは、宮城県松島町にある伊達正宗ゆかりの瑞巌寺の杉で、
東日本大震災後の地盤沈下の影響で枯れつつある為、廃棄されたモノです。


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