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twitterはP波のようなもの [コミュニケーション/メディア]

最近ではブログの更新も、mixiの日記の更新も怠りがちです。
文章にまとめなければならない日記やブログは、
忙しくなるとどうしても気が重くなってしまいます。
その点、twitter(ツイッター)※1は、思いついたことをメモ的に留めたり、
「どこにいる」「何をした」を気軽にアップできる手軽さが有り難い。
twitterを初めて数ヶ月が経ちますが、使ってみて、ただ「つぶやく」という認識から、
その可能性や思っていた以上の大きな意味を感じています。

自分からつぶやく発信的要素はもちろん、
mixiなどのSNSでつながりの延長で「ゆるいつながり」的な利用もありますが、
著名人や同業の方々の日常の意外なが一面が垣間見られたりする「覗き見」感覚、
それして更に「情報に出会う」という点でのポテンシャルです。
ハイチやチリの地震も、オリンピックのメダル獲得も、TVのニュースや速報よりも
twitter上の誰かのつぶやきから知る機会が増えて来ました。
チリ地震の後の日本での津波の様子も、海外での様子から日本に向かってくる状況、
UST(USTREAM)での港の映像までtwitter経由でその情報が入手できるようになりました。
先日のブログのヘルメット「SS-21」※2を知ったのも、twitter経由でした。

さながらtwitterの情報伝達は、地震に例えれば、P波のようなもの。
物事が起きた時に何らかの形で情報を入手した誰かが発信することで、瞬く間に伝播していきます。
対して新聞やテレビの報道など正規な情報は、報道される時点でマスに発信するため、
地震でいうところの“皆で体感する揺れ”S波という感じでしょうか。

昨夜は、そのtwitterとUSTを用いた面白い試みがありました。COOL LEAFs.jpg
偉大なインダストリアルデザイナー川崎和男氏の新製品「COOL LEAF」発表会に参加したデジタルステージ平野氏がビデオ録画したものを深夜USTでレポートし、そのレポートにチャットと映像で当の川崎和男氏がゲスト参加するというもの。USTの個人放送で、視聴者が1800人。
これは、今までの企業の発行するプレスリリース文面通りに記者が発信するという一方通行の情報発信から、興味のある人がその可能性を探り出しながら直接創作者に質問しながら映像発信し、それをフォローしている人々が更にtwitterで疑問を投げかけ、興味を掘り下げて行くという3つの方向性を持ったUSTでした。DS_UST100302s.jpg
今までは、「発信する」「交流する」「議論する」が各々の場面で、別々のツールで行われ、そしてネットを通じても閉じた世界だったように感じます。ですが、昨夜の平野氏と川崎氏のビデオチャットはそれら全てがオープンになり、同時進行で進んでいたからこそ味わえるLive感だったのだと思います。
これは、メディア界にとっても、デザイン界にとっても画期的な出来事、P波のような出来事だったのではないでしょうか。

※1:140字以内でいま思っていることを書き込んでいく、場所と時間を共有するサービス
※2:「カクメット」は雑誌『AXIS』の最新号でも紹介されています。

川崎和男氏オフィシャルページ「Kazuo KAWASAKI」
http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/kazuokawasaki.html
ミネベア「COOL LEAF」のプレスリリース
http://www.minebea.co.jp/press/2010/1185130_3997.html
Digitalstage USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/digitalstage-jp
USTREAM:DSCAST #6-2 プレゼンテーション特集
http://www.ustream.tv/recorded/5133594


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