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LEDランプデザインの真骨頂/AUDI A8 [クルマ・カースタイリング]

先日発表された新型のAUDI A8ですが、まさにAUDIデザインの骨頂、
シンブルフレーム以降のAUDIデザインの昇華と呼べるデザインですね。
これまで、AUDI、特にセダンは良く言えば知的でスマート、悪く言えば無機質、
的な感じがありましたが、今回のA8に関してはそれに色気を感じて、
“AUDIセダンの真骨頂”という佇まいを感じるデザインです。
A8_6.jpg
特に今回はヘッドライトやリアコンビランプのLEDランプのデザインの処理が際立っています。
クルマのヘッドライトは、動物の顔のように、フロントビューの顔として機能しています。
従来は、異型レンズでも、その中にプロジェクターなど必ず丸い要素があり、“顔の中の目”としてデザインされていました。
しかし、今回のA8は、異型レンズの中は「線」と「点」で表現されています。「丸」ではなく「点」として光源が使われている事で、新しい“表情”を生み出しています。A8_4.jpg

「何かに似ているな。。」
思いました。そう、これは、西洋の鎧のマスク、「鉄仮面」の表情を感じさせます。
従来のクルマのフロントマスクが人や動物など、生物の表情を感じさせていたのに対し、AUDI A8は鎧を感じさせる表情に成功していると思います。
A8_5.jpg
それは、「無機質で無表情」という意味よりも、現代的な解釈でその鎧は「乗員保護」の観点で「守られる」「安全」という解釈もできるのかな?とも感じます。
まさに西洋、欧州車的な解釈でブランドイメージを保っていると思います。

A8_2.jpg
振り返って思い出すと、国産車では能面の表情を意識したユーノス(現マツダ)・ロードスターがありましたが、国産車でもLEDを用いたヘッドライトで日本の武将の鎧兜を感じる佇まいのフロントフェイスのデザインを持ったセダンが登場しても良いかもしれませんね。
A8_3.jpg
若い世代、女性からクルマ離れが叫ばれて久しいですが、歴史好き女子 “歴女(れきじょ)” の心をつかむセダンが生まれるかもしれません。

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