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蛍光たんぱく質を活用した光る繭『進化するシルクの世界』 [素材・マテリアル]

先のノーベル化学賞で話題のクラゲの蛍光たんぱく質を利用して光るドレスが県内で展示中ということで、実際に見てきました。

進化するシルク展 ノーベル賞の蛍光タンパク「光る繭」も  高崎市金古町の県立日本絹の里は十二月一日まで、企画展「進化するシルクの世界」を開いている。今月八日にノーベル化学賞を受賞した下村脩・米ボストン大名誉教授が発見した緑色蛍光タンパク質(GFP)を活用した「光る繭」など、シルクに関する最新の研究成果や実用化された製品を展示している。  光る繭は、GFPを注入した卵からかえった遺伝子組み換え蚕がつくる。青色の光を浴びると、繭は緑やオレンジ色に発色。来館者は余分な光をカットするメガネを掛け、光る繭に見入っている   上毛新聞ニュース http://www.raijin.com/news/a/24/news04.htm

展示物は、青い光を浴びせ、黄色いフィルターを通して見た場合に蛍光色に光るドレスや照明のシェード、糸で、そのドレスはアイロンの熱を当てると色が出なくなるなど、まだまだ研究段階だそうですが、デザイナー視点では、照明器具や家具のファブリック、映画館などの非常口への誘導など美観と安全の両立など、想像するだけでも面白いですね。silkdress.jpg

遺伝子の種類で、緑や赤、黄色など色の種類をコントロールすることも可能だそうですが、目や触覚などカイコやカイコ蛾自体の体の部位にもその蛍光効果が現れていたことには、正直驚きました。
未来の天然素材開発でもあるはずですが、目が光るというSF映画に出てくるような未知の生物の創造にも及んでしまう点で、化学繊維の開発とは異なることを知らされました。

とは言え、日本で最初の富岡製糸工場が世界遺産登録を目指している最中、同じ生糸で未来へつながることを期待します。

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